natto
納豆豆知識
納豆の歴史
HISTORY
いろんな説がある
納豆の起源
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1弥生時代説
(約2000年前)ワラに包んだ大豆が偶然発酵して生まれた?弥生時代には、住居の床にワラを敷いており、家の中には炉がありました。そのため、菌の繁殖に適した温度、湿度になっていたのではと推察されています。
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2聖徳太子説
(約1400年前の飛鳥時代)聖徳太子が煮豆を馬のエサにしており、余ったものをワラに包んで置いていたところ自然に発酵したという説。
それを食べたらおいしかったので現代に広まったというもの。 -
3源義家節
(約900年前の平安時代)1083年の「後三年の役」の際、源義家の軍勢が兵糧として煮豆をワラに包み、馬の鞍にくくりつけていたところ、馬の体温で発酵して偶然納豆ができていたというもの。
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4戦時中の農民説
源義家説を同じく1083年の「後三年の役」の時代の発祥説で、源義家ではなく農民がきっかけだったという言い伝えもあります。長期戦になり兵の食料が不足したため食料を提供するように命じられた農民たちが、煮豆をワラに包んで献上し、それが自然に発酵して納豆になったというものです。
その後・・・室町時代には納豆=糸引き納豆として広まり、江戸時代には納豆が朝食の定番に。大正時代に入るころまでの納豆は、豆をワラで包む方法で作られていました。
各説がありますが、とてもおもしろいですね。古くから智恵で生み出された発酵食品納豆は、今世界から注目されている食品の一つです。
そして、日本人の食に欠かせなかった納豆が、近年一躍脚光を浴びるようになったのは、1980年代、須見洋行先生による驚異的パワーを持つ酵素の発見です。これが「ナットウキナーゼ」と命名されました。納豆の健康食品としての有用性を学術的に裏付けた研究がきっかけとなり、納豆には健康に役立つ様々な有用成分が含まれていることが明らかになりました。
長寿の秘訣、納豆
こんなストーリーはご存知でしょうか・・・。
戦国時代の平均寿命は30代ともいわれる中で、徳川家康は75歳という長寿をまっとうし、特に体に気をつかった武将として知られています。家康公は「健康こそ勝ち残りの源である」と、食事には特に気をつかい納豆を食していたそうです。納豆に豊富なレシチンは、体内で体にとって大切なアセチルコリンに変わります。納豆に含まれるグルタミン酸やビタミンEも健康を保つ働きがあると言われています。
昔の書物にも
健康を保つ記載が!
江戸時代の記録に残る
「整腸作用」「解毒作用」
江戸初期に書かれた『本朝食艦』に、納豆が「腹中をととのえて食を進め、毒を解す」という記述があります。その当時から、納豆に整腸作用や解毒作用があることが知られていたとは驚きです。
戦前に論文発表
「納豆の抗菌作用」
海軍の研究で、納豆の抗菌作用を確認したという論文が、戦前に発表されていました(海軍医誌、北大医誌 1936~1938)。「5か月間に渡って便とともにパラチフス菌を排出していた保菌者に納豆療法を行ったところ、短時間で便中に菌が見られなくなった」というものです。納豆療法以前に行ったさまざまな治療には効果がなかったことも書かれています。
アメリカの健康誌
「ヘルス」に掲載
アメリカの健康誌「ヘルス」にて、日本産の大豆が世界の5大健康食品に選定されました。 韓国のキムチ、日本の大豆、スペインのオリーブ油、ギリシャのヨーグルト、インドのレンズ豆の5品目が選出されたことが話題になっています。
納豆の効果
POWER
納豆菌について
納豆菌のすごさは、
想像を上回る「生命力」にあり。
フリーズドライ加工をして完成した納豆粉の中にある「芽胞」がすごい!
胃酸でも死滅しない
栄養なしでも死滅しない
よって、生きて腸まで届きます。
効果としては、
納豆菌は体内の菌をサポートします。
これは、簡単に言うとみるみる健康を増進することに繋がります。
納豆には
5大栄養素が
バランスよく入っている
世界が注目する発酵食品。
スーパーフード「NATTO」
欲しい栄養素、すべてとれます!
[ 納豆に含まれる14栄養素 ]
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01
タンパク質
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02
ビタミン
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03
脂質
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04
炭水化物
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05
食物繊維
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06
レシチン
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07
ミネラル
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08
ビタミン
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09
イソフラボン
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10
ナットウキナーゼ
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11
食物繊維
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12
大豆サポニン
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13
大豆ペプチド
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14
大豆たんぱく
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01タンパク質
体の構成や健康維持に欠かせない栄養素。筋肉や臓器など体を構成する要素としてとても重要なものです。
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02ビタミン
納豆菌は、発酵の過程でタンパク質を分解するときに、ビタミンE、K、B1,B2,B6などを作ります。
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03脂質
エネルギーを生産、燃料として貯蔵される身体を支える成分。納豆には、リノール酸が豊富。
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04炭水化物
身体活動に欠かせない成分。納豆は、ビタミンB1・B2が含まれます。
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05食物繊維
食物繊維は、小腸で消化・吸収されずに大腸まで達する食品成分。ほとんどの日本人に不足している食品成分なので、積極的に摂取することが良いとされています。
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06レシチン
レシチンはリン脂質の一種で、動植物の全ての細胞に存在します。卵などからもレシチンは摂取できますが、脂肪が気になる方は低脂質高たんぱく食品である納豆が安心です。
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07ミネラル
現代人に不足しがちな栄養素。納豆には、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛などが含まれています。
大豆は、身体を健康に保つカルシウムが豊富です。カルシウムの働きを助けるマグネシウムも含まれており、効率的に栄養を取り入れられます。 -
08ビタミン
ビタミンKは納豆に多く含まれるビタミンで。カルシウムをサポートする成分として知られています。ビタミンKは腸の働きが未熟な赤ちゃんのうちは不足しがちと言われています。その他、ビタミンB群が豊富。ビタミンEも含まれています。
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09イソフラボン
大豆にはイソフラボンが豊富です。女性は更年期を過ぎると、エストロゲンの分泌が低くなり、骨粗鬆症や更年期障害など体が不安定になりがちです。女性に欠かせない栄養素といわれています。
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10ナットウキナーゼ
納豆菌によって作られる酵素で、納豆のネバネバに含まれます。ナットウキナーゼは酵素ですので熱に弱いため、加熱せずに食べることが良いとされています。
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11食物繊維
大豆には食物繊維がたっぷり含まれています。食生活の中で、食物せんいの摂取量が不足していることを気にしている方も多いでしょう。野菜や果物のほか、納豆など大豆製品を組み合わせて食べることで、効率よく補給することができます。
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12大豆サポニン
サポニンは、有用な作用があり、中高年の生活習慣を助けるためにも積極的に摂取したい栄養素です。
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13大豆ペプチド
納豆菌により、たんぱく質が分解されて作られる成分です。たんぱく質よりも吸収が早いのが特長で、有用な働きがあります。
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14大豆たんぱく
大豆の約30%がたんぱく質で、必須アミノ酸等を多く含んでいます。